介護職の新しい働き方「スキマバイト」とは【注意点や活用法を徹底解説】
「あと数万円、収入を増やしたい…」
「人間関係に縛られず、自分のペースで働きたい」
「転職前に、いろんな施設の雰囲気を知りたい」
もしあなたがこんな悩みを抱える介護士なら、「介護のスキマバイト」という新しい働き方が解決策になるかもしれません。
日本の少子高齢化、スポットバイト市場の成長
この2つの視点から、介護業界でも「1日だけ」「数時間だけ」といった働き方が急速に広がっています。
働く人:面倒な面接や履歴書は不要、働き方の選択肢、転職活動
事業者:人手不足の緩和、雇用活動の一つ
人手不足の介護業界で、働く人と雇用主、お互いにメリットがあるこの働き方。
ただ、現場での対応には注意すべきこともあります。
この記事では、介護現場で働きつつ、スキマバイトで収入を得ている実体験を踏まえてメリット・デメリットからオススメのアプリまで実体験を踏まえて解説しています。
ぜひ最後まで、ご覧ください!
目次
そもそも、「スキマバイト」とは?

スキマバイト・単発バイト・スポットワークと呼ばれる働き方があります。
基本的にはどれも、「時間単位で働く」働き方です。
通常のアルバイトと大きく違うのは
- バイト面接がない(アプリ上の応募で完結)
- シフト制じゃない(単発の時間制)
履歴書を書いたり、面談をする手間がないので比較的手軽に空いた時間でお金を稼ぐことができます。
また、この手軽さから、専門性が高すぎない業務が中心となる傾向があります。
介護系のスキマバイトでは、掃除や見守りなど資格がなくてもできる補助業務の募集もあります。
しかし、介護福祉士などの資格を前提とした専門的な知識が必要な身体介護を含む場合もあります。
介護系スキマバイトの動向

介護業界は、いつも人手不足
その中で、この「スキマバイト」という働き方は急速に拡大しているんです!
スキマバイトアプリで有名な「タイミー」
※タイミー:働きたい人と人手が欲しい事業者を繋げるスキマバイトサービスを提供しています。
このタイミーが2024年3月に公開した介護業界の利用実態レポートでは、スキマバイトを活用している事業所が前年の4倍、募集人数は3.6倍に拡大しています。また、このスキマバイトをきっかけに長期雇用人材の獲得もできているとの報告もあります。参考:介護業界のスキマバイト利用実態レポートを公開
就職先を探している人にとっても、実際の現場に出て、働いて探すことができます。
収入を貰いながら、就職活動ができるのはお財布にも優しいですね!
介護業界としても、この新しい働き方を活用しつつある状況です。
【どこで探すの?】スキマバイトの見つけ方
スキマバイト・単発バイトなどの働き方の探し方は大きく2つ
- インターネット上のWEBサイト
- 各地域のチラシ
ただ、現在はかんたんにアプリで探して応募することができるので、アプリの活用が圧倒的にオススメ。
特に、介護系単発バイトはアプリ上中心に掲載されています。
介護のスキマバイトアプリ紹介
| アプリ名 | 求人の特徴 | 備考 |
| カイテク | 介護系特化 | 全国の求人あり。介護系最大手 |
| Ucare | 介護系特化 | 高単価求人あり |
| タイミー | 飲食など他業種多数 | スキマバイト最大手 |
これらのアプリ、働く人の使用・登録は無料。
実際に登録してみて、どんな募集があるかチェックしてみてください!
意外と、割の良い募集が出ているかもしれません!

はじめに登録するなら…
使いたいアプリにこだわりがなければ、まず「カイテク」を使ってみてください。

カイテクは日本全国の募集が掲載されています!
これがオススメの理由!
登録は無料で簡単!アプリの指示通りに個人情報や希望の振り込み口座、資格情報を掲載するだけです。
登録後は仕事の募集を探しましょう!
登録のチェックとして、自己PRはきちんと書いておくことをオススメします!

スキマバイトを探すとき
わたしの場合、アプリからネットのwebサイトを中心に探します。
メインでカイテク使うことが多いですが
アプリによって募集している会社が違うので、紹介しているアプリは全部チェックしています!
【実際には何するの?】スキマバイトの仕事内容
わたし自身の経験では、現場の補助業務が主体。
- 食事の配膳、下膳
- 利用者さんの見守り、話し相手
- レクリエーションの準備、補助
- 共有スペースの清掃 など
初めて利用するときは不安もありましたが、本業の経験があれば特に問題なく実施できる方が多いと思います。
事前に業務内容も確認できます。
募集内容には資格を前提とした「入浴介助」「排泄介助」を含む場合も確認できます。
自分の許容範囲を考えて応募しましょう。
反面、コミュニケーション能力は必須!

初対面の現場ですぐに仕事をするため、何かあったら常勤職員への報連相が必須になります。困ったらすぐに声掛けすることで、お互いがスムーズに仕事ができます!
介護のスキマバイトに潜む課題とは?
朝日新聞の2025年10月13日の記事では、介護のスキマバイトの有効性や可能性と共に課題も提示されています。その記事の一部を参考にすると
- 通常は、1箇所で雇用され、研修や教育を受けて現場にでて介護業務に関わっていきます。
- その中で、支援する高齢者との人間関係をつくっていきます。
- その反面、スキマバイトの場合「初めて来た人が生活空間で仕事をしている」という状況です。
- この状況が、高齢者に不安を与える要因になる。
このように掲載されています。
実際、見知らぬ人が生活圏内にいたら不安に感じることも多いでしょう。
ですが、慢性的な人材不足の介護業界では猫の手も借りたい状況です。
この、スキマバイトに対する高齢者の不安感という課題に対する解決策として
「スキマバイトで働く人が、その現場のリピーターになること」
つまり
- 雇用側:またバイトしたいと思ってくれるような環境作りが必要。
- 働く人:その現場で、信頼してもらえる働き方
このお互いの協力関係が必要になります。
そうすることで、スキマバイトではあるものの見慣れた人が働いている状況が作れるのです。
また、働く人もこのような課題があることを踏まえて現場に出ることで重宝されると思います。具体的には
「高齢者に安心してもらえるようなコミュニケーションが取れる」

ここでも、コミュニケーション能力の重要性が確認できますね!
上手く活用して収入アップさせよう
介護のスキマバイトはまだ拡大途中ですが、本業で介護に関わっている人にとっては収入を上げる手段の一つになります。
まだ、十分に認知されていないことも含めて課題もあります。
これらの課題を認識して、副業の一つとして上手く活用していきましょう!
特に介護職が収入アップさせたい方はこちらの記事もどうぞ






